血管作動薬海綿体注射

勃起障害

血管作動薬については、毛果敢平滑筋を弛緩させる作用のある薬剤を海綿体に注射してペニスを勃起させようとする治療法です。

 

用いられる薬剤としては、塩酸パパベリンや、プロスタクランヂンE1と言ったものがありますが、副作用の面から最近では後者が主に使用されるようになっています。

 

有効率は70パーセント以上と非常に高く、ペニスの血管系に異常がなければ、例えばバイアグラの最も苦手とする神経損傷による勃起不全の患者さんでも高い効果が期待できます。

 

陰圧式勃起補助器具で得られる勃起とは異なり、この方法で得られる勃起は生理的・自然な勃起と同じように、ペニスの血流が保たれる温かい勃起で、パートナーの満足度も高いと言われています。バイアグラが登場するまで、諸外国では最もポピュラーな勃起障害治療法でした。

 

ところが、日本ではこの治療法はあまり普及することはありませんでした。理由は自己注射が認められなかったことにつきます。必要な時に十分な勃起が得られてこそ、患者さんたちに受け入れられる治療帆となるし、本来この海綿体注射法のメリットは、患者さん自身やパートナーの手で、さあこれからというときに使用して目的を達成できるというところにあったのに。