バイアグラ以外の勃起障害の治療法

勃起障害

優れた効果を発揮するバイアグラですが、それでもなお約2割の人には効果がなく、バイアグラの服用そのものを避けなければならない人も数多くいます。場合蔵は勃起障害の治療薬として、非常に画期的な薬であることは知られているとおりです。

 

しかし、心筋梗塞や、狭心症などの病気でニトロ製剤を使用しているような人には禁忌です。またバイアグラが効かない人がいることも事実です。

 

このような人たちは、もはや勃起をあきらめてしまわなければならないのだろうか?いや、決してとそうとは限らないのです。現代の医学では、勃起障害に対して、バイアグラ以外にも様々な治療手段を持っているのです。

 

現在日本で使用されている勃起不全以外の治療法には、内服薬や勃起補助器具、血管作動薬海綿体内注射、手術療法などの方法があります。

 

勃起障害の治療法・内服薬

 

勃起障害

心因性勃起障害と言うのは、非常に治療の難しい場合があり、時には精神科や心身医学の専門医に診てもらわなければならないこともあります。

 

勃起障害を訴えてこられた患者さんの年齢層は、10歳代の高校生から、80歳代のお年寄りまでと広範囲であり、その原因も様々でありますが、50歳代までの人で糖尿病などの基礎疾患のない人では、ほとんどが心因性の勃起障害と考えられるのです。

 

実際に勃起障害を訴えて泌尿器科などを受診する患者さんの約90パーセントは心因性勃起障害である、という報告がされています。

 

加えて、動脈硬化や糖尿病などを原因とする器質性勃起障害の患者さんでも心理的要因は無視できません。

 

たまたまセックスがうまくいかなかったのか、例えば十分に硬くならなかったり、途中で萎えてしまったりといったことがきっかけで、この次もうまくいかないのではないかと言う不安や、こんなはずではないのにという焦りや自身の喪失が、いっそう情けない状態に拍車をかけているのです。

 

こういう場合、マイナートランイライザーなどの抗不安薬が有効なことがあります。

 

またうつ病の患者さんに使う薬の中に、開発段階でバイアグラと似た経緯を持つ薬があります。一般名を塩酸トラゾドンといいますが、うつ病の知慮薬として患者さんに飲んでもらい、その効果を確かめる研究が行われている最中に、バイアグラと同じように、副作用として勃起力の回復や、持続勃起症が起こる可能性が報告され、勃起障害治療薬として注目されました。

 

この薬は、器質性、心因性を問わず、ある程度の有効性が期待できるという印象を持っています。バイアグラの発売以前は投与する機械が何度かあり、後にバイアグラに変更した患者さんからは、バイアグラを弱くしたような薬であるという感覚が効かれました。

 

この薬はなぜ勃起障害に効くのかと言う作用機序ははっきりとわかっていません。元来、抗うつ剤であり、大脳などの中枢神経系で勃起を促進しうる何らかの作用をするのかもしれないと言われていますが、そのほかに陰茎海綿体そのものに働いて海綿体平滑筋を弛緩させる作用のあることも確認されています。

 

眠くなるという副作用がありますが、バイアグラと同様にセックスの1時間ぐらい前に飲めばよく、内服治療薬の選択肢の一つとして捨てがたいものです。